お知らせ

2025-08-01

お知らせ

「日台海洋廃棄物管理・プラスチック資源循環に関するマッチングセミナー」の開催結果

 2025年7月31日にCLOMA、台湾政府海洋委員会(OAC)及び台湾工業技術院(ITRI)は、「日台海洋廃棄物管理・プラスチック資源循環に関するマッチングセミナー」をオンラインで開催しました。日本側からCLOMA会員企業9社、台湾側から9社が、海洋プラスチック対策に貢献する自社の技術や製品を紹介しました。
 
<発表企業(発表順)。全体参加社は日本側10社、台湾側17社)。
 日本側:フクビ化学工業、ダイキン工業、GSアライアンス、東洋紡、サントリーホールディングス、蝶理、カネカ、王子ホールディングス、ユニリーバジャパン
 台湾側:Far Eastern New Century /遠東新世紀、CREATIVE TECH TEXTILE /誠佳科紡、Reborn PlasCo./億薈塑膠、SUN JEN TEXTILE /伸仁紡織、Hon-EnEnterprise /宏恩塑膠、UNI-PARAGON /品卓企業、WYNIST RETAIL SOLUTIONS /午洋企業、PontexPolyblend/邦泰複合材料、Formosa Taffeta/福懋興業
 
 セミナー冒頭には台湾側を代表して、海洋委員会 国際発展所 李珊瑩(シャンイー・リー)所長から、「海洋廃棄物に共通の課題を持つ台湾と日本は、両国の産業技術の協力を進めることで新たなビジネスチャンスを生み出すだけではなく、アジア太平洋地域を持続可能な経済へと共に導いていくチャンスにもなる」という挨拶があり、日本側を代表してCLOMA国際連携部会 藤原正明 部会長(サントリーホールディングス(株)常務執行役員・サステナビリティ経営推進本部長)から「プラスチック汚染問題の解決のためには、プラスチック資源循環を促進させる技術開発が鍵になる。両国企業間の連携が進むことで、将来の画期的な技術が生みだされることを期待している」というご挨拶がありました。また、ITRIの材料科学調査研究所から陳彦銘(イェンミン・チェン)プロジェクトマネージャーから「台湾産業の動向と技術」に関する講演がありました。
 
 本セミナー後の展開として、2025年9月18日には「サーキュラー・エコノミーEXPO」(幕張メッセ)内で、今回参加した台湾企業との対面でのマッチング開催が予定されています。
 
 CLOMAとITRIは2024年10月に海洋プラスチック汚染対策に関する連携について覚書(LOI)を締結しています(会員用ページリンク)。CLOMAでは、日本及び台湾のプラスチック資源循環に携わる企業間の交流や技術交流を進めるため、ITRIとの緊密な連携を発展させていきたいと考えています。
 

(写真上:海洋委員会 国際発展所 李珊瑩 所長、中:藤原 正明 CLOMA国際連携部会長)